育毛といえばまず何をするでしょうか?そのほとんどの人は育毛剤を塗り込みマッサージすることでしょう。育毛剤には余分な皮脂を取り除き、血行を活性化し毛母細胞に働きかける効果を持っています。かなり昔から育毛剤は、薄毛で悩む人に使われてきており、毎年新たな商品が発売されています。
しかし、いくら新しい育毛剤が発売されても薄毛で悩む人は減らないどころか増えてきています。それはいったいなぜか?なぜ育毛剤は効いたり効かなかったりするのか?それは単純に人間の体の仕組みを考え直すことで次のように思えてきます。
髪の毛は何が作っているのでしょうか?毛母細胞でしょうか?確かに毛母細胞は髪の毛の元となりますが、その毛母細胞も体の一部です。体の一部、つまり皮膚や筋肉といった部分は、口から食べたものを胃や腸で分解・吸収し、必要な栄養素が血液により運ばれてその部位の細胞が作られます。
逆に塗ることはどうでしょうか?人の体は塗ることでその部分が成長することはほとんどありません。例外をあげれば怪我をした時です。皮膚がめくれ内部組織が露出した擦り傷や切り傷に特別な薬を塗ることで細胞の修復を促進することができます。
しかしそれが可能な理由は「皮膚がめくれている」からです。つまり、皮膚がある限り人間の体は外からの栄養はほとんど受け付けないのです。それは髪が生える頭皮も同じです。頭皮は人間の一番高い部分にあり、上部からの刺激や害に対して体を守る役割があります。
もし頭皮が育毛剤をいくらでも吸収したとしたら・・・そんなことになったら毒でも何でも吸収することになり、人は外を歩く時は必ず帽子や傘が必要になります。基本的に肌は吸収器官ではないということを考えれば育毛剤って結構無理強いな作業なのかもしれません。
以上の事を考えると、いくら髪の毛を育てると言っても髪の毛やその頭皮に直接何かを塗ってもほとんど効果が得られない可能性があるということです。
どうしても頭皮から効率的に育毛剤などを吸収させようとすれば、超音波などの技術を使った特別な機械で頭皮の保護バリアを解放しなければなりません。しかしこれは高価な育毛サロンでしか行えず予算的に厳しい人には無理な話です。
それに対して口から栄養を吸収するということは誰にでも簡単にできます。しかも吸収された栄養は血液に流れるため、血管が通っているところ全てに行き渡ります。
ということは頭皮の細い毛細血管や毛母細胞にもしっかりと栄養が行き渡ります(血流の悪い人は別ですが・・・)。毛母細胞は血液から栄養をとり成長するため何の障害もなく育毛栄養素が行き渡ります。
髪の毛だからといって一番近い頭皮から必死に栄養を与えようとはせず、一見遠回りに思える口からの吸収の方が何十倍も効率的で効果が大きく出るのではないかと思います。
「髪の毛は体が作っている・育てている」 → 「体は口から食べた・飲んだもので作られる」 → 「髪の毛も体の一部」 → 「髪の毛も口から食べて作らないといけない」 ということになります。
髪の毛は塗って作られません。口から、そして体から作られるのです。このことを考えれば、何が育毛に悪くて何が有効なことなのか自ずと見えてくるのではないかと思います。